くれたけ心理相談室(名古屋本部) 李 欣然 のご挨拶
カウンセリングを受けるかどうかを迷っているあなたへ
あなたの中で、カウンセリングを受けることはどのようなイメージでしょうか。
多くの方々がカウンセリングを受けることは、心苦しい場面でカウンセラーに慰めてもらうこと、あるいは何かに躓いている時に、カウンセラーに解決方法を教えてもらうことと考える方は少なくないです。
一番最初にお伝えさせて頂きたいことは、カウンセリングは決して楽しいことばかりではないということです。このようなことを言ってしまうと、相談者様に不安を与えるかもしれないと迷っていましたが、やはり伝えなければいけないと感じて、この文章を書いています。
カウンセリングの中で一番大切なのは相談者様で、そして一番強いのも相談者様だと思っています。
なぜなら、人間は苦しい状況に置かれる時に、自身の力を過小評価してしまいがちです。そして、現在の苦しい状況による未来への悪影響を過大評価してしまうことも多々あります。この二つに挟まれ、不安がどんどん募っていくことは想像するだけでも心苦しくなります。
なぜ一番強いのは相談者様なのかと言いますと、「カウンセリングに行こうかな、やめようかな」と迷っている時点で、相談者様には現状を変えたいという意志の証明があります。たとえそれが、最後にカウンセリングまで繋げることができなくても、その変えようと思う意志は、きっと後ほどの相談者様の強さとなり、将来に響いていくと私は信じています。
「カウンセリングに行こうかな」というささやかな気持ちだけで、本当にそれほどの力が存在しているのかと思う方もいるかもしれませんが、「ささやかだからこそ、大事ですよ」とお伝えさせていただきたいです。
これまでバラバラになり、いろいろなところに落ちている力の欠片にたくさん気づいて、そして相談者様と共に見つけていきたいと思います。そこに相談者様の主体性があり、特性があり、一番自分に適している道への階段があると思います。そのため、本人の気持ちや思い、願望などを含めて相談者様自身の感覚を一番大切にしていきたいと思います。
あなたの本来の強さをカウンセリングの中で一緒に見つけていきましょう。それは今までのカウンセリングの中で相談者様に対して感じ続けてきたことで、相談者様がなぜ一番強いのかの理由です。
そして、なぜカウンセリングの内容は必ず楽しいことばかりではないのかと言うと、自分自身と向き合わなければいけない時は必ず来るというところにあります。向き合うことによって、いろんな気持ちが生まれてきます。それは気づかなかったことに気づき、変化を実感していく達成感であり、過去の未解決な苦しい体験と直面して生じてくる不安や葛藤でもあります。
どのような時でも補助役としてクライエントさんの気持ちを尊重しながら、共に一分一秒を過ごしていきたいと思います。
会社方針(運営会社 株式会社呉竹)
株式会社呉竹は、弊社を取り巻く全ての方々とともに尊重・成長し合える環境を永続し、全員のベストライフと世の中への還元を実現する企業を目指します。